船橋市 外壁塗装工事 株式会社リフレクト

意外と重要なクラック処理について

2019/06/03

クラックとは外壁にできたひび割れのことを指します。

このクラック(ひび割れ)をそのままにして
状態が進んでしまうと、
雨漏りの原因になったり、建物に大きく影響しますので
注意が必要です。

ではこのクラックの原因と種類について詳しくお伝えします。

大きく分けて「ヘアークラック」と「構造クラック」の
2パターンに分かれます。

「ヘアークラック」とは、約0.2ミリ程度までのひび割れのことをいいます。
細い線が壁に入っている状態です。塗膜のみがひび割れています。
この場合は浅く、下地まではひびいておりません。
ですので塗り替えや補修だけですみます。

「構造クラック」は割れ目の3ミリ以上、深さが5ミリ以上です。
この場合は基礎も外壁もダメージをおっているため
そのままにしておくと雨漏りの原因、建物の傷みの原因となります。
この場合の原因は劣化だけなく、地震や強風での建物自体が
衝撃を受けた時に起こります。
地盤沈下や補強材の不足や設計ミスの場合もあり、傾斜が進む恐れがあります。
傾いた方向に対して負荷がかかります。

このような時に、ずれた衝撃が外壁材にに伝わり、
構造クラックが生じることがあります。

クラックの補修は種類によってやり方が変わってきます。

ヘアークラックの場合は程度により、塗膜が劣化している場合には
早めの塗り替え塗装が適切です。

構造クラックは建物の構造からの影響でひび割れが発生しているので
クラックをカットしてシーリングを充填します。

見た目が少しのクラック(ひび割れ)であっても
雨などで水分が建物の室内ではなく壁内部に入り、
少量だと長年気付くことがないまま腐食することになってしまいます。

外装リフォームの際にはひび割れだからと安易に考えず、
しっかりとした処理が必要になります。

Vカット処理の手順の一例です。

 

見た目より深い部分で割れていることがあるので
ひび部分に沿ってV型に大きく溝を掘ります

 

掘った部分にシーリングを注入します

このようにして補修していきます。